紅茶の話Story of Tea

紅茶の産地

こちらでは、紅茶の産地についてお話しいたしましょう。

まず、日本の方が好きなのはダージリンですね。あとセイロン(スリランカ)とか。
他にはイギリスの有名紅茶ブランドのブレンドティーやフランスのフレーバーティーなどがあげられますね。

アッサムやダージリンっていうのはインド国内の地域名だけど、セイロンは旧国名で今のスリランカのことなんですよ。
スリランカ産のセイロンティーは日本人がイメージする一般的な紅茶に一番近いんです。

一般的というのは、いわゆる日本のティーバックみたいな紅茶と言ってよいでしょう。

セイロンティーはヨーロッパ系の有名紅茶ブランドの茶葉などに使われ、ブレンドされたり、 フレーバーティーとして着香されてしまうことも多いので、一般的には、アッサムとかダージリンに比べると産地(地域)ごとの知名度が低いように感じます。

当然スリランカにも「ウヴァ」や「ヌワラエリヤ」に代表されるような有名な産地がたくさんありますが、スリランカ産のお茶はセイロンティーとして包括されてしまうから、あまり知られていないですね。

スリランカには、ディンブラ、ウヴァ、ヌワエリア、キャンディー、ルフナという5大産地の銘柄があります。

紅茶という飲みものはヨーロッパ的なイメージが強いので、原産地がインドやスリランカというとピンと来ない人が多いのかもしれませんね。

今回は、紅茶産地のちょっとしたお話でした。
それぞれの産地には、香りや味わいに特徴がありますが、そのお話は、またの機会にしましょう。